悪阻で入院する方法
はじめに
「悪阻が辛い…こんなに辛いなら、入院した方がマシかも…」
「でも、悪阻は病気じゃないし、皆んな耐えてる事だから、私も耐えなきゃいけないんじゃないか…」
「私の症状じゃ入院なんて出来ないかな…」
「もう入院したい・・悪阻で入院する方法ってあるの?」
こんな風に思っている方へ
私も同じように思っていましたが
妊娠悪阻で入院”でき”ました!!
どうやって入院”でき”たか、私の経験をもとにお伝えしていきたいと思います⭐︎
「つわり」と「妊娠悪阻」は違う
そもそのお話ですが
「つわり」とは症状で、「妊娠悪阻」とは病気です。
「つわり」とは
妊娠すると多くの人が味わう吐き気や胸焼けの症状のことです。
この症状は日常生活を送れる範囲です。
「妊娠悪阻」とは
つわり症状が重症化し食べ物も水分も取れず、脱水症状を起こしていたり体重の大幅な減少が見られる病気です。
日常生活を送るおくる事が困難になります。
全妊婦の0.5%が発症するとされ、治療が必要です。
あなたが、日常生活を送ることも出来ない…
と思うほど、症状があるのならば
それは「妊娠悪阻」の可能性が大いにあると思います
「みんな耐えているから、私も耐えなきゃ・・・」
と思っているかもしれませんが
みんなが耐えているものと、次元が違う”病気”にかかっている可能性があります
妊娠悪阻の診断基準
妊娠悪阻の明確な診断基準は定められていないようです。
症状と検査で医師が総合的に判断して診断し、入院を決めるようですね。
症状
☑︎頻回(1日5回以上)に嘔吐
☑︎体重減少(5%以上の体重減少)
☑︎吐き気で水分が取れない
検査
☑︎尿検査
ケトン体・・飢餓状態をチェックできる
普通の人は反応が出ませんが、飢餓状態で反応が出ます
必ずこの対応になるとは限りませんが、一つの基準として参考にしてください
+1 点滴
+2 点滴か入院
+3 入院
+4 緊急入院
☑︎血液検査
電解質・・・脱水の状態などをチェックできる
悪阻で入院する方法
必ず入院できる方法はありませんが
入院できる可能性を高める方法があります
それは
医師に「入院したい」と伝えることです
私も最初は「悪阻辛いです・・・」
と伝えていましたが
漢方や悪阻に効果があるという注射をしてもらうだけで、検査までは至りませんでした
しかし、薬の効果も全くなく
水を飲むのも、食事をするのも辛いし
「もう、いいや」と水分摂取も食事摂取も諦めて、2日ほど、ほぼ飲まず食わずでベッドで倒れていました
そうすると、脱水のためか手先が震えだし
「あ、死ぬ」と本能的に思いました笑
そして、最終的に自分から医師に
「もう限界です、入院したいです・・・私の症状では入院することは難しいのでしょうか?」と伝えました
これを伝えたところ、
「できるよ!入院したいんだね、そうだね、そうしようね!辛かったね」
といってもらえました
話すこともしんどくて、細かい症状なんかも一切話せてませんでしたので、本当にこの一言しか発してなかったと思います笑
それからサクサクと話は進みました
尿検査でケトン体測定、血液検査をしました
この結果、ケトン体は+3、血液検査でも脱水症状が見られるとのことで
即日入院となりました
逆に言うと、「入院したい」と言うまで検査はしませんでした
医者からすると「悪阻辛くて・・」と言う妊婦は大半だろうし
毎日日常を見ているわけではないし
どの程度なのかもわかりません
自分の身体を一番把握しているのは自分です
なので、自分が入院したいほどに辛いと思うならば
それは医師に伝えてみるのは重要だと思います
仮に、検査で数値が出なくても、そう思うほど辛いんだ
と理解はしてくれると思います
自分が辛いと思ったら病院に行っていい
私の場合は、悪阻の入院の症状には当てはまらないものが多かったなと思います
☑︎頻回な嘔吐はなし
☑︎体重減少はあるが5%はいかなかった
☑︎吐き気で水は飲めなかったけど、根性でウィダーを一日1本摂取してた
症状は当てはまらないから
入院は無理かな…
と、思っていたのですが蓋を開けてみれば
ケトン体 +3
脱水状態
即入院になりました
入院の症状まで行っていないから…
と、受診を迷っていても、体は悲鳴をあげているかもしれません!!
症状だけが全てじゃないので
辛いと思ったら、病院へ行ってみましょう!!
そして、「入院したい」と伝えてみて下さい
入院してよかったこと
悪阻って特効薬はないので、入院したら必ず良くなるわけじゃないです
正直、入院したところで、絶飲食になって点滴をしてもらうだけなんですよね
それでも、私は本当に入院できてよかったなぁと思いました
1、食べなきゃ、飲まなきゃというプレシャーからの解放
これが一番ありがたかったですね、点滴に感謝です
点滴を刺された瞬間に、「あー、これでもう飲まないでも食べないでもいいんだ」と安心したのを覚えています
2、家族や職場が悪阻のヤバさに気づいてくれた
家族や職場の人に「悪阻辛い」って言っても、「辛いよねぇ」くらいにしか受け止めてもらえなかったです
悪阻は誰でもあって、誰でも辛いのを我慢しているという風潮をめちゃくちゃ感じました
でも、入院したことによって周りの人達も「え!?入院するほど、あいつヤバかったの!?」
ってなってくれました
ああ、やっと気づいてもらえた・・と思たのが嬉しかったです
3、仕事を休めた
なんとか仕事に行かなきゃ・・と気を張っていました
そもそも行ったところで仕事になっていませんでしたが・・
行っても、行かなくても迷惑をかける自分が情けなくて
でも、「悪阻が辛くて休みます」
と電話をすることが、どうしもできなかった
「入院しました」と言ったことで、仕事を休まざるを得ない状況になって
ようやく、”仕事行かなきゃ・・”のプレシャーから解放されました